2001.9.15.潮来

男はイグニッションキーを回した。
キュュュュ…バウゥン…
特有のセルモーターの音が響き、一瞬後、エンジンに火が入った。
ギヤをローに入れ、男は静かにクラッチをつなぐ。

…男は風になっていた。
やがて男の駆る黒い弾丸が辿り着いたのはある橋のたもとだった。
潮来大橋。
その橋のたもとには、あの事故から不死鳥のごとく甦ったCR−Xが停まっていた。
カチョ、カチョーン!
今週もビッグバスを酔わせてやるぞ。先週の仁のように。
ぱおんはビッグバドをキャストし始めた。
対抗して仁は先週拾ったばかりの新ルアーを投入している。正体不明の安っぽいルアーだ。しかしこれが馬鹿にはできない。
あっという間に2匹のバスを仕留めてしまったのだ。
「バ…バイブレーションポイントに行きましょう!」
慌てたぱおんは得意なエリアへの移動を提案。
「いいですよ。君が3匹釣るでしょうな。」
妙な予言をしながら提案を受け入れる仁。
「まぁ私はボーズではないということですよ!」
余裕をこいている! すでに波に乗っているのか。

バイブレーションポイントに到着すると早速ぱおんはルアーをチェンジ。モデルAやファットA、Wee−Rなどを引き倒す。
が、反応はない。
「この動きを見てくださいよ。」
仁が今日のヒットルアーの動きを見せて自慢を始めた。
正体不明の拾い物ルアーの動きなどタカが知れて…いない!
なんだこの動き!?
ただ引くだけで左右に、不規則に、大きくダートしている!
引いてくるだけでジャーキング状態。しかもディープクランクのリップで潜る潜る。お…恐るべし拾い物ルアー!
雪のようなもやは霧にフラッシュが
反射したものだ。濃霧だったのだ。
ほれ。これが拾い物ルアーだぜ!
ダートの動きで釣れていることが判明したのでロングAにチェンジ。
ぱおん得意のジャーキングの出番である。
「フィッシュ! フィッシュ! フィィッーシュ!」
たちまちに3連発! ホントに左右へのダートの動きが効果的だったのだ。
仁も正体不明で2匹を追加している。
ロングAで連発だぁ〜! 仁のへっぴり腰ファイト! うお〜い、変な形だよぉ。尾がちぢれてるぅ。
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