2002.10.26.潮来

「カスミ水系の釣り方を教えて下さい!」
ぱおんは仁にお願いした。
「僕はハチロー男なので、カスミの釣り方はわかりません!」
そして、やれハチローのバスのバイトは強烈だったとか、やれハチローバスのジャンプは物凄かったとか自慢を繰り返す。水質の悪化により、環境は悪くなる一方のカスミ水系に比べ、先週訪れた八郎潟はやはりまだまだ状況が良かったのである。
「俺も佐藤旅館に泊まりたかったなァ…」
仁が羨ましそうに呟く。すると、ぱおんの自慢がまた始まるのである。
「アシの際からドバーンと来て…ウヒヒ」
朝5時半。白み始めた空。到着したのは与田浦・変な魚である。
今日は午前中の内から雨が降り出し、そのまま本降りになるという。雨が降り出すまでの短時間で勝負を決めなければならない。早速、ハーフスピンで探り始める。
変な魚では反応がなかったので、小さいオダ、ノグチ食堂前と周り、水路Bへ。
土手を越えて利根川に出てみる。水質はいい。緑がかったステインというところか。釣れそうだ。ロングAでジャークをかけてみる。反応はない。しかし水質を見る限りここにバスは潜んでいそうなのだ。
水路Bの中だって攻めまくるぜ!
トップ(クレイズ、マッドウェバー)、クランク(モデルA、ビッグO)、バイブ(スポット、TN/50)とローテーションして徹底的に探っていく。
「ノーフィッシュ!」
何も起こらない。仁が戻ってきたので移動を提案する。しかし仁は妙に落ち着いている。笑みさえ浮かべているではないか。
「何匹釣れたんですか!」
「何で釣れたとわかるのですか。ふふふ。秘密ですよ」
なんと釣れているらしいのだが、どのくらいのが、何匹釣れたのかを話さないのである。ニヤニヤしているのである。困った男だ。

バイブレーションポイントへ。
少し風があり、波立っているが、まぁ釣りには支障はないだろう。だが。
「何だ、この水は…?」
「利根川に比べると全然ダメだ。腐ってる」
水が悪すぎる。早めに見切った。
別に水が腐敗しているわけではない。単に白く濁りが入っているだけなのだが、生命感を感じない水の色なのだ。年々水質が悪化していたが、今年は際立っている。なんだか死のフィールドになっていくような。漁業関係も壊滅的だと聞くし、本当に危機的な状況だ。
それでもゴロタ石の際にスーパースポットを通してみる。するとガツンと強烈なバイトがあり、ギュゥーンとロッドが絞り込まれた。しかしそのままゴロタの間に潜り込まれ、一瞬にしてバレてしまった。だが、いる。
もう1度、ゴロタの際にキャスト。巻いてくるとゴツンとバイト。いや、石にぶつかっただけのようだ。外れるかなとロッドを上にあおるとバシャバシャバシャと魚が暴れた。
「フィッシュ! 狙い通りだゼ!」
バシャッ! 逃げられた。
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