2002.11.16.潮来

「プルルンプルン ファミファミファー!」
CR−Xのシートに腰を下ろしたかと思うとすぐに仁は眠りについた。おんぷちゃんの魔法にかかってしまったのだ。(おんぷちゃんとは? TV朝日で放送中の「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」に出てくるプリティウィッチーである。仁はおんぷファン。ぱおんも毎週視聴中!)
今日は妙に交通量が多い。別に何かあるわけでもないはずだが、いつもの週末とは全然違う。大栄で高速を降りてからも渋滞気味でノロノロとした流れになっている。時刻は午前5時。こんな時間になぜなのだろうか。
さて、いつもの与田セブンで朝食をとった後、先週と同じく反対側のオダポイントへ向かう。仁が前回釣り上げたピンポイントへ先に行ってしつこく攻めてみる。ゴツゴツゴツ…。そこは他の場所よりも障害物が多く沈んでいるようだ。やたらとゴツゴツするのである。と、ピックアップしようとした瞬間にゴゴンッと手応えが伝わってきた。
アタリか? 何かにぶつかっただけか?
少し躊躇したがアワセを入れてみた。
スカッ! 空振りだ。もう一度、同じ所を通してみる。何も起こらない。障害物など何もない。やはりバイトだったようだ。
ぐは。せっかくのチャンスが…。
あっ! 猫がルアーを狙っている
もう長い間、バスをヒットさせていない。バスのバイトの感覚を忘れてしまっているのか。俺はもう終っているのか…。
「ウヒウヒウヒヒ…」
猫を引き連れて仁が現れた。この猫が活性が高く、ルアーによく反応するとお調子に乗っている。ヒュッ、ヒュッとスピナベを振り回すと猫がキョロキョロとし、水中にボチャッと沈めると、覗き込むようにして出てくるのを待っている。バスよりも遥かに反応がイイのだ。このくらいバスがルアーを追ってくれたら…。
結局、反対側のオダでは1匹も釣り上げることができずに、今度は対岸の小さいオダ周辺を探ってみることにした。
とにかくスローに引く。このところ貧果続きなのは、ルアーの動かし方が速すぎることに原因があると考えて、今日はゆっくりと引いてみる。ゴッ! オダにぶつかった。重くなる。ググッと引いてみる。あまりにも重い。びくともしない。強く強くラインを引っ張るとブチッと切れた。やはり地球は取り込めねぇ…。
「ほれほれェ」猫を狙う仁 同じく、猫を狙うぱおん バスを狙うと根掛りするぜ
仁にも反応がないので次の場所に移動しようとした時、ふと思い出して仁に訊いてみた。
「ルアーを拾ったか?」
「何のことですか?」
「さっき、反対側のオダで浮いていただろう。たぶんビッグOだと思うが…」
「そんな大事なことをなぜ黙っているんですか!」
そしてルアーが落ちていた場所へ引き返せと仁は命令してくる。やむなく、戻ってみると、先刻の場所にルアーは静かに浮かんでいた。
「ウヒヒィ。おっ、ホントにビッグOだ。ウィィー! 貧相なオヤジが使っていたヤツだ。ウィィー!」
奇声を上げて喜ぶ仁。ヒロ内藤がビデオの中で使っていたルアーだとわかると、これは釣れるルアーを手に入れたとノリノリになっている。それにしてもヒロ内藤のことを貧相なオヤジと呼ぶあたり、あまりにも不遜な男である。
俺の使ってるルアーはみんな
拾ったヤツなんだ!
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