2002.八郎潟後編

最終日の朝が来た。
雨は小康状態、何とか釣りになる状況だ。
ぱおん、仁、ヒロは夜明け前の大潟橋周辺へと向かう。子持ちバスは疲れからくる体調不良のため、部屋で休息することとなった。

下流側の方が濁りが少ないことに目を付け、大潟橋の周辺から釣り下っていく。岸辺のゴロタ石の際へハーフスピンを通して探るも反応は芳しくない。
ぱおんはダメなのかと思っていたが、ヒロにはアタリが出ていた。岸際でクランクを引くとバイトはあるという。
今日で八郎潟ともお別れ
ヒロが使っているのはピーナッツ。ピーナッツには反応がいいようだ。しかし全てバラシている。フックが伸びてしまうという。今回の遠征で、ヒロは重要なことを学んだ。
「ピーナッツのフックは交換しないとダメだ」
ヒロは繰り返し呟いていた。
夜明け前の大潟橋周辺。
この日は反応がない…
雨が本降りになる前に何とか釣果を上げておきたかったのだが… 八郎潟ってこんなもんなのか。
フックの伸びに大苦戦!
いよいよ大詰め、小さい魚ポイントに向かった。ここの最上流部には、アサザの群生があり、その中では水質も保たれていると考えたのだ。果たしてアサザのエッジをバジングで攻めていると、ドバッとアサザを突き破らんばかりにバスが飛び出した。レギュラーサイズ。これを締めの1匹として帰るとしますかな。
しかし、ヒロも仁もまだ諦めきれない様子だ。本降りになってきた雨の中へ、フル装備で飛び出してゆく。

…やがて、仁が諦めて帰ってきた。車載のテレビをつけ、チャンネルをいじっている。「おじゃ魔女ドレミどっか〜ん」が始まった。ぱおんと仁が食い入るようにテレビを見ていると、疲れ果てたヒロが帰ってきた。いよいよ八郎潟ともお別れである。
最終日はぱおん、ヒロが1匹づつ、仁はボーズに終わった。

佐藤旅館に子持ちバスを迎えに行き、八郎潟を後にする。部屋に残って夢を見ていた子持ちバスはなぜか怯えていた。しかし、朝の釣果を聞くと突然、元気になってこう言い放った。
最終日はこれ1匹。
「よかった。爆釣してたらどうしようかと思いましたよ」
車はまだ走り出したばかり。東京は遠い。
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