2004.10.9.潮来

台風が接近してくる。金曜日の夜。
週末には出撃すると言っていた寿さんに電話して確認してみると、震えるような声で今週の出撃は諦めたと呟いている。どうやら強風、豪雨、そして増水に怯えているようだ。
無理もあるまい。
予報は暴風雨、霞ヶ浦のホームページを覗くと、すでに水位はぐんぐんと上がり始めている。護岸テラスの水没は免れまい。ウェーダーがないと釣りにならないかもしれないし、濁りも気になるところだ。
これは出撃を見合わせた方がよい。
明日の釣行を中止する旨を伝えるため、仁に電話をかける。ヤツが家を出ていないといいのだが…。
「もしもし、今どこにいますか?」
「・・・・です」
おっと、俺をなめてもらっちゃ困るな。俺は疾風の男・仁。台風などお構いなしさ。
うっ!? ダメだ。もう来ている。ぱおんの家のすぐ近くまで。
そして1分後、玄関のドアをそっと開けてみると、しとしとと降る雨の中、おちゃらけた男が立っていた。仁がやって来てしまったのだ。
増水してるぞ、台風だぞ、と警告を与えてみても、お調子男にはのれんに腕押し、やる気満々ですよとウキウキしている。やむを得まい。せっかく常磐線に乗って遠征してきたのだ。潮来に行って、増水した北利根川を見せてやるくらいはしなければなるまい。
しとしとしとしと…
雨が小降りになった朝6時頃、潮来へとCR−Xを発進させた。CR−Xは軽いのでハイドロに弱く、豪雨の中の走行は危険が伴う。だがハンドルを握る仁は台風に興奮しているのか、妙に浮き足立った運転をしている。
「釣れそうじゃないですか!」
などとバカなことを言っている。釣れるわけがない。何しろ仁が言っているのは、増水して池のように見える水田なのだ。水田にバスはいねぇんだよ!
だが仁は周りをキョロキョロするのを止めない。その内に前の車に追突しそうになったが、学習能力がないのか何度も同じことを繰り返す始末だ。
豪雨の時間帯はカメラを持ち歩けなかったので写真なしの場面も多い。ご了承を。
そんな恐怖のドライブが終わりを告げ、やっと北利根川に到着した。水位は高い。
潮来花嫁さんポイントを覗いてみると水が土手下まで来ていた。風もある上、雨もまだ強い。車から出て釣りを始める気にならない。
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潮来花嫁さんポイント。この日の夕方に台風が来襲。つまりこの写真を撮った時は、まだ台風が訪れる前。それでもここまで増水していた。護岸のテラスはすでに水没。この時点で水位は平水よりもプラス60センチほど。最終的にはプラス1.5メートルまで増えたというから、水門前の手すりなども完全に水没したということになる。
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