2005.8.20.潮来

車は大利根東公園の駐車場にすべり込んだ。
まだ誰もいない。
一台だけ停車している車があるが、あれはバサーではないようだ。これはポイントを独り占めできそうだぞ。
早速、トリプルインパクトを結んで上流側へと向かう。下流方面は仁が担当だ。
岸際を中心に、水門上流側のアシ周りまで流してみたが反応がなく、今度は戻りながらクランクやスピナベでチェックしてみる。何も起こらない。
岸辺にはそろそろ数人のバサーがやって来た。夜が明けてくる。
仁はまだ帰って来ない。釣れているのかも知れない。下流に行ってみようか。
やがて前方に仁の姿が見えてきた。なにやら怪しい動きをしている。ん? あれはバスをリリースしているんじゃないのか?
「どうなんですか?」
「釣れてますよ! スゴイ活性が高いです!」
えーー!? マジですか!? こっちはまだ何も起こらないのに。ヤバイっすよ。このままじゃ出家しちゃいますよ。もうすぐ日が出てきてしまうし、もう時間は限られてますよ。
ぱおんは警察関係者になった。取締りの開始である。逮捕状を取り出して掲げて見せた。
十分ほども経っただろうか。ぱおんはすでに五匹のバスを手にしていた。今までのあの苦労はいったい何だったのか。
逮捕状を通すと簡単に!
余裕の出てきたぱおんはルアーを逮捕状からロングAにチェンジ。
逮捕状は、さっき仁と話した場所から上流側に戻りながら引いた。再び仁のいる下流側に向かって進みながら、今度はジャークで誘ってやろうという戦術だ。何しろ逮捕状を引いた後である。リアクションでないと食ってこないだろう。
「フィッシュ!」
読みは当り、杭の側からバスが飛び出してきた。チョーン、チョーン、チョーンでグワッと来ると、ホントに楽しい。これがジャークの醍醐味である。
ロングAで二匹追加し、ふと見ると先の方で仁がバズを投げているのが目に入った。辺りには誰もいない。仁は静かに歩きながら、集中力を高めてバズを丁寧に引いている。
(少し驚かせてやるかな)
トリッキーなロングAの動きにリアクションしてくる。楽しい釣りだ。
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