2005.11.5.潮来

「邪悪な気配がするミポ!」
光の国の戦士・ミップルは叫んだ!
……まだ明けきらぬ与田セブン前…暁闇から早暁に替わる時…。この時間を「逢う魔ヶ時」とよび、魔界の生き物と出会うことが多い…
「ほのか」ファンの私にはミップルの叫びが聞こえた。
セブンの光は、邪悪な気配を出すザケンナー車の後ろで、タックルの準備をするヒサシの姿を浮かび上がらせた。(仁 談)
意味が分からないだろう。送られてきた仁のレポートを読んで唖然としてしまった。「ミポ!」とか「ミップル」とか「ほのか」とか「ザケンナー」とか言われても、普通一般の人には何を言っているのかサッパリである。
邪悪な気配の正体、それは腹黒い男
これらは、仁が毎週夢中で見ているテレビアニメ「ふたりはプリキュア・マックスハート」の中に出てくる登場人物であったりキーワードであったりするのだが、毎度毎度、このアニメについて説明するのも馬鹿らしいので、詳細は割愛する。興味のある人は東映アニメーションのホームページを覗きに行くか、日曜朝にテレビ朝日にチャンネルを合わせてもらいたい。
とうことで本題のレポートに戻ろう。
仁も書いていた通り、要するに潮来に出撃して与田セブンに立ち寄ると、そこに腹黒い男、ヒサシがいたということだ。
ヒサシが、与田浦の各ポイントを先行して攻めて回ろうという腹黒い戦略を秘めているのは間違いない。それを許さぬためには同行して釣りをするに限るのだ。

今日はブレイクポイントから与田浦を下流方向へと釣り進み、バイブレーションポイントから北利根に入って今度は上流方向へ、そして霞本湖のエセハチポイントまで攻めてから昼食、午後は利根川、と予め戦略を決めていた。秋の日は短い。出来るだけ効率よく移動して、実際に釣りをしている時間を稼ぐ必要があるのだ。
この日は霧が凄かった…
そんなわけで、まずはブレイクポイントへ。
仁は先週ヒットしたピンポイントを攻めるために、ひとりで走り去っていった。ぱおんとヒサシ、ふたりでブレイクポイントのオダを攻める。
「そこがよく釣れるんですよ」
ヒサシにアドバイスをしてやった。ところがヒサシはキャストをせず、疑い深そうな目でぱおんを睨み、口元を捻じ曲げて「はんっ」と、せせら笑う。「おいおい、そんなペテンが通用するかよ!」という感じ。ヒサシの全身から黒い霧が立ち上っている。
「何で投げないんですか? ここが釣れるのに…」
ヒサシが投げるそぶりも見せないので、ぱおんがハーフスピンをキャスト。ヒサシは嘲るような笑いを浮かべてそれを見ている。
「フィッシュ!」
「ええぇぇぇーーーー!?」
ぱおんのアドバイスを聞いていれば、このバスは君のものだったのだヨ、ヒサシ君!
ヒサシの笑いが一瞬で凍り付き、今度はオロオロし始めた。だから釣れると言ったのに、人を全く信用しないからダメなんだよ。ズバァーッとレギュラーバスを抜き上げる。「マジかよ!? マジかよ!?」とうわ言を言いながらヒサシがマシンガンキャストを始めた。と、
「来たァ!」
何とヒサシにもヒット。ほとんどダブルヒットのような感じ。だがヒサシの歓喜は一瞬のこと。プンと外れて肩を落とすヒサシ。ぱおんは今釣れたばかりのバスを掲げ、追い討ちをかけるようにヒサシに撮影をさせたのだった。
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