2006.4.9.潮来

おばあちゃんが言ってた。「本当の春はまだ先なんだ」と。
このところ釣果自慢の情報が何件も入っているようだが、よくよく見ていくと、釣れているのは池ばかりで、水郷ではまだ巻物に対して反応がほとんどないようだ。来週からの本格的シーズンインの前に、プレシーズンマッチとしての出撃を行ったが、あまり期待をしない方がよさそうである。

ところで今年はシーズンインが大幅に遅れた。その理由は、ぱおんの会社でのトラブルにある。
今年から商品の一部を新しい工場に生産委託したのだが、この工場が食わせ者だった。納期を全然守らない。自分の所で作った部品なのに、完成品になるまで組み上げる事もできない。挙句の果てには、どうすれば上手く組み立てられるのかを、ぱおんに訊いてくる始末だ。
天の道を往き、総てを司る!
結果、毎日届く不良品の山、それもドブネズミのような男がそれを届けに来る。そしてそのドブネズミがその工場の社長だというのだ。
終っているこの工場。
やむをえない。不良品を分解し、再び組み上げて正規の商品を作るしかない。ぱおんはこの修復作業に毎日十二時間以上も費やすことになってしまった。そうして作っては出荷、作っては出荷、しかしそれでも全く間に合わない。連日会社に泊まり込み、明け方まで修復作業を続け、僅かな仮眠をとっては出荷作業。それが約三週間続いた。その間はほとんど家にも帰れない。
出荷、梱包作業もまるで追い付かないため、助っ人が呼ばれることとなった。
仁が来た。がらがらが。そして腹黒い男が。
爆釣隊のメンバーが次々とパートとして現れては業務をこなしていく。
そしてさしもの長かった冬にも、遂に終わりが訪れたのだ。
早春の釣りのために防寒スーツを購入。しかし無駄になった。
昨年秋に実績を伸ばしたエセハチポイントに向かう。
冬を乗り切ったぱおんと仁を乗せて、CR−Xが北利根橋を渡る。見えてくる北利根川、霞ヶ浦の湖面。帰ってきたんだ、バス釣りの世界へ。
エセハチは霞ヶ浦北岸のシャロー。消波堤防に守られて水面は穏やかだ。底は泥底のようだが、水温はまだ十二度、バスがスポーニング前にフィーディングに来ているかも知れない。
シーズンインの初めはやはりスピナーベイトでしょ、ということで当然ながらハーフスピン。春用のコットンキャンディを結んでキャスト開始だ。仁は上流側へ、ばおんは下流へと探りを入れていく。
このポイントはウルトラシャローなので早めに巻いてもボトムを泳がせることができる。そんな訳で手早くエリアをチェックできた。
「何も反応がありませんな。移動しますか」
今日は日曜日。昼までの釣りなのでポイントの見切りは早めにしなければならない。次は夜越川へ行ってみよう。
たとえ釣れなくても、キャストできるだけで幸せでした。
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