2006.5.13.潮来

「ジャンケンで決めますか?」
最初に入ったのはダッシュ水路。今日は腹黒い男が出撃してくるとのことなので、ヤツに先行される前に、さっさと定めの一匹を釣り上げてしまおうという作戦である。その水路を攻めるに当たって、ぱおんと仁、どちらがどのエリアを攻めるかをジャンケンで決めようかと提案したのである。ところが
「僕はそちらへ行きますよ」
と、仁は先の方へと歩いていく。前回、日没間際に起死回生の一匹を釣り上げたピンスポットを攻めたがっているようだ。
良かろう。ではここから先を仁が、手前をぱおんが攻めることとしよう。

「フィッシュ!」
いきなりぱおんのロッドが弧を描いた! 定めの一匹が潜んでいたのは、ぱおんに割り当てられたエリアだった。当たりくじを引いたのだ。
グイグイと引く。素晴らしいファイトだ。ズバァーッと抜き上げてバスを掲げ、天の道を指差す。仁が駆け寄ってきて震える指でシャッターを押した。今週も定めの一匹を頂いちゃったのだ。ウシシ。
俺を誰だと思っている。俺様だぞ
この水路、一匹しか釣れないという天の掟があるようだが、いつかそれを覆してやろうと狙っている。今日はそのチャンスだ。さらに先の方までチェックしていく。
釣れるとすればあそこだろう。
ぱおんには狙っている場所があった。あそこにバスが着いていないはずがないと、毎回試しているピンスポット。そこでハーフスピンの表層引き。ゴゴン! 出た!
「よし! ウッ!? ああ〜〜!?」
外れちゃった…。

車のところまで戻ってみるとオレンジ色のレインスーツを着た男が蠢いていた。だが仁にしては派手さがない。くすんだようなオレンジ色をしている。ヒサシだった。
腹黒い男もパート代を受け取った。
ヒサシは水郷大橋をチェックしてきたらしいが、どうやら釣れていないようだ。カメラを向けると、仁と共に肩を落としている。ぱおんは大威張りでナイスバスを釣り上げた話をし、続けての水路攻めを提案した。目指すはいつもの水路Aである。
水路などの小場所は、地元の方のために詳細を公開できないが、何年間もずっと釣れ続けるというわけではない。底に泥が堆積してしまい、バスの住処として適さなくなることもある。数年前は爆発的に釣れた水路Aも、年を追うごとに釣果が落ちてきている。
だが水郷地帯に張り巡らされた水路は、水田に水を引くために絶対に必要なものだ。水の流れが悪くなってくると浚渫作業を行って復活させている。そうして新しいバスポイントが生まれている可能性もある。
色々と試してみるといい思いができるかもしれないよ。
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