2006.8.5.長野

昔から裕福な人々は真夏には避暑地へと赴き、快適な生活を楽しむという。ぱおんもご多分に漏れず、長野の別荘へと避暑に出かけた。といっても、ぱおんは富裕層ではないので、別荘を持っていない。別荘の持ち主は「針のご隠居」として高名な針外しさんである。

金曜日の夕方、千駄ヶ谷駅で伝説の男、ゴッチ先生と合流し、麻布にあるご隠居の家へと向かう。ここでご隠居の車に乗り換えて長野の針ハウスを目指すのだ。
出発前に梅安さんが訪れて、例のシフォンケーキを差し入れてくれた。新たなバナナ味のケーキもある。これは楽しみだが、食べ過ぎには気をつけないといけない。

さて、いよいよ出発。首都高速から関越を抜けて一路長野に向かっていると、携帯が鳴り始めた。腹黒い男だ。横川で合流し、そこで夕食にしようという。腹黒い男は群馬に住んでいるので、長野の針ハウスに行くのは、普段水郷にやってくるよりも随分と楽なのだ。
これが噂のシフォンケーキ。甘味を抑えてあるので大人向け。今回は紅茶味とバナナ味を用意してくれた。
梅安さんはマジでプロのバティシエなので、味は保障付き!美味いのだ〜!
横川のパーキングエリアで待っていると、横にヒサシご自慢のボルボが滑り込んできた。そして横で待っている我々に気が付かない振りをして、カーナビをいじっている。隣のタウンエースバンとは車が違うんだと言いたげな得意げな表情だ。なぜ表情が読み取れるかというと、ルームランプを点けているからだ。そこからも見せ付けてやろうというヒサシの意図が感じられる。ヒサシはしばらくニヤニヤしていたが、やがてハッとこちらを振り返り、ワザとらしく驚いた。さすがは腹黒い男である。

食事の後、ゴッチ先生はヒサシのボルボに同乗することになった。ゴッチは免許を持っていないので、あまり欧州車に乗る機会もない。国産車との違いを体感しておくのも悪くない。ヒサシは「なぜ俺の車にゴッチを乗せなければならないのか」と不満を漏らしていたが、顔はニヤついていた。内心は得意になっていたに違いない。パワー不足のバンを必死になって走らせるご隠居を、軽〜くブチ抜いて、ヒサシは闇に消えて行った。
ご老公の針御殿。
高速を降り、街灯ひとつない真っ暗な山道をくねくねと登っていく。耳がキーンと唸る。随分と高いところまで登ってきたようだ。明日、ソーセージを買うという牧場を過ぎて少し行くと、別荘地への入り口が現れた。と、そこに怪しい人影が。針ハウスへの道が分からずにオロオロしているヒサシだった。結局、連れ添って山小屋に到着。

針ハウスと呼ばれていた山小屋は、決して山小屋ではなかった。
ぱおんは薄汚いバンガロー程度の小屋で、カセットコンロでも持ち込んで食事を作るのだろうと高をくくっていたが、そこはログキャビンのような作りの、まさに別荘と呼べるものだった。針ハウスではなく、針御殿である。
まるでパンフレットの写真のようだ。御殿の前に腹黒ボルボが停車の図。
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