2008.4.19.潮来

仁も本当に年老いたようである。
金曜日に週末の釣行について確認すると、「雨が降って寒そうだし、止めときましょうよ」という返事が来た。ちょっとでも条件が悪くなると、もう気持ちが萎えてしまうようだ。
もっとも、ぱおんも他人のことは言えない。
釣り人もいなかったけど、僕に釣れるバスもいなかった大曲。もう少し水温が上がって、バスの活性が安定すれば、鉄板で釣れる場所だと思うけれど…
ウナギを食べに行くという明確なる目的がなければ、出撃を取り止めようかと思っていたのだ。仁が出てこなかったのは、もしかしたらこのウナギにあったのかもしれない。純輝でラーメンを食べられないと分かっていたから、仁はやる気を失っていた可能性は多分にある。
とにかく、今週はウナギのために出かけるのだ。

土曜日の朝、外に出てみると雨は小降りになっていた。もうすぐ止みそうだ。それではと、五時過ぎに出発。戦略を考えながら走る。
降り続いていた雨、そして北からの強風で状況は厳しいだろう。前日に霞ヶ浦のホームページで調べてみると、全体的に増水しているようで、さらに午前中は下流の水門も開放されるらしい。
こういう時は与田浦が安定しているのだが、北風が吹きつける側は荒れているだろうから、反対側のオダからノグチにかけてが狙い目になるのではないか。それと風が遮られるエセハチなんかも大丈夫だろう。エセハチは増水時にいい思いをしたことがないので、若干の不安は残るが…。

利根川高速から横利根沿いに入り、与田浦へ向かう途中、大曲の景色が見えた。誰も居ないようである。どうせマズメは過ぎているし、ちょっと寄っていくか。
大曲に到着。早速ハーフスピンで岸際を叩いていく。しかし生命反応が無いばかりか、横風がビュービュー吹き抜けて寒い。追い風の方向には歩いていけるが、向かい風に歩きながら釣りをするのは辛すぎる。手もかじかんでくる。
こりゃあ駄目だ。逮捕状に替えてテクトロしながら車に戻る。
ゴゴン! 根掛り! 逮捕状が切れちゃったじゃないか!
この日の朝食はローソンで買ったやきそばパン。ソースが濃くてなかなか美味かった。

車に戻ると、放り出してあった携帯に着信が入っていた。ヒサシからである。うんざりした気分で電話してみる。
「もしもし」
「あ、隊長、釣りに来てるんですか、今日は?」
こんな朝早くから電話してきて、釣りに来てるんですかも無いもんだ。もし来てなかったら、普通は寝てる時間だぞ、まだ六時なんだから。
「いま何処に居るんです?」
大曲だと伝えると、「チッ」と舌打ちするのが聞こえてきた。
「ええぇぇぇぇーっ。これから大曲に行こうと思ってたのに」
「いや、でも釣れなかったよ。横風が凄くて釣りにならない。誰も居ないけど…」
「ああそうですか。こっちは牛堀でバラシてばかりですよ。スピナベとかで。食いが浅くて」
憂さ晴らしなのか、いきなり自慢が始まった。バラシが自慢になるのかと思っていたが、僕は忘れていた、ヒサシが釣れない内から電話してくるはずがないことを。
「スモラバでは釣れてますけどね。三匹。当然の結果ですが」
ああ…。もういいよ。嫌味な自慢話は…。
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