2010.6.12.潮来

わしは徘徊中じゃ、ふがふが…
ある時期を過ぎると、老いは一気に進行する。助手席から仁を見ていて、哀しくなってしまった。

ハイビームにして対向車に気が付いて慌ててローにしたり、フラフラと蛇行したり、対向車が来るとスピードが落ちたり、ハンドルを切るのが遅れてカーブを大回りしたり、右折レーンとの間のど真ん中に停車したり、と尋常でない運転をする。エセハチから釣りを始めたが、まともな釣りが出来ていたとは思えない。

僕は上流へと釣り進む。いつもなら仁は下流を一通り探り終ると、車で僕を迎えに来るか、僕を追い越して上流に行く。しかし、仁は来ない。
不思議に思って車に戻ると、仁は最初の漁港のヘチに立って、ひたすらワームを投げていた。訊いてみるとノーフィッシュだという。
ヒサシが先に攻めていた漁港。この画像の真ん中にその腹黒い男が居る。 アシのエッジでゴン、ガン。スピナーベイトが引ったくられる。ほとんど着水と同時だった。今日は活性が高いようだ。
無理矢理に車に乗せ、上流へ向かう。途中で僕は車を降り、仁に先に上流へ行かせる。一人でバージンエリアを撃てば、ボーズを免れることができるだろう。車の排気音が遠ざかっていった。

護岸際やアシを撃ちながら上流へと歩いていくとガツン、ガツンとルアーが引ったくられる。「オラオラ〜」とか「それそれ〜」とか叫びそうになるほどだ。やがて車が見えてきた。仁の姿はない。

車に乗り込み、少し上流へ走ると、フラフラしている仁が目に止まった。なんと未だにノーフィッシュだという。そんな馬鹿な、こんなに調子がいいのに…

さらに上流へ行っても仁にバスは釣れない。「僕、ドラえもんです」と言いながらドラ焼きを食べるばかりだ。
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スピナーベイトの表層巻きで護岸際からバシッ。そして… 同じ場所に逮捕状を投げ、今度はゴツゴツとボトムコンタクト。ガン! ドラ焼きは美味いのう。わしはモノを食っている時が幸せじゃ。
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