「まだまだバイブでいけるぞ」
と調子に乗って流していくとまた、ゴンと感触が…。
しかも、さっきより確実に引く。
すぐそばいにいたエノに
「きたよ。」
と声を掛ける。エノもロッドのしなりを見て
「デカそうじゃないですか。」
と近づいてくる。
しかし、上がってきたのは、スレ掛りのヘラブナでありました。
しばらくして、エノが
「バスの呼ぶ声が聞こえる…」
と言うので与田浦へ。
ところが、各オダではすでにヘラ師が竿を出しており、最後に、再びバイブレーションポイントへ。
だが、冷たい風が吹き付け状況は悪化していた。
諦めかけて、クランクでテクトロをしながら
「たまには投げてみるかな」
と足を止めてピックアップしようとした、その瞬間、ビックバスが、水面の上までルアーを追って来ていたのだ。
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